連動辞書2026-06-19 公開

鉱工業生産指数×工作機械・FA株の相関

工作機械は製造業の設備投資を映す「ものづくりの温度計」とも呼ばれます。製造現場の生産活動が活発なほど、新しい工作機械への需要も高まる——この連想を、鉱工業生産指数(経産省)と工作機械・FA関連4銘柄の月次前年比データで実測しました。

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測定した統計と株式

結果

銘柄最良ラグr(相関係数)n(重なり月数)目安判定
FANUC(6954)全期間0ヶ月(同月)+0.44304中程度の正相関
FANUC(6954)コロナ除外0ヶ月(同月)+0.44280中程度の正相関
DMG森精機(6141)全期間0ヶ月(同月)+0.29292弱〜中程度の正相関
DMG森精機(6141)コロナ除外0ヶ月(同月)+0.27268弱〜中程度の正相関
オークマ(6103)全期間0ヶ月(同月)+0.43304中程度の正相関
オークマ(6103)コロナ除外0ヶ月(同月)+0.43280中程度の正相関
牧野フライス(6135)全期間0ヶ月(同月)+0.45292中程度の正相関
牧野フライス(6135)コロナ除外0ヶ月(同月)+0.45268中程度の正相関

|r| 0.3〜0.5 を「中程度の正相関」、|r| 0.2〜0.3 を「弱〜中程度」として扱っています(読み方ガイド参照)。数値はあくまで過去実績であり、将来の株価変動を予測・保証するものではありません。

読み取れること

4銘柄すべてで正相関(r = +0.27〜+0.45)。ラグは全社ゼロ(同月)。コロナ除外後も r はほぼ変化しません。

注意点:「鉱工業生産指数」と「工作機械受注」は別統計

日本工作機械工業会(JMTBA)が毎月公表する「工作機械受注」統計は、工作機械の受注額を直接集計したより専門的な指標です。しかし同統計の月次時系列データは公開 API 等での機械的な取得が難しいため、今回は上位統計である経済産業省「鉱工業生産指数」を代理変数として測定しています。工作機械受注と鉱工業生産指数は傾向が概ね連動しますが、受注は景気に先行しやすい一方、生産は遅行する面があります。

測定の限界と注意点

基準日:2026年6月19日。本記事は過去データの傾向を示すもので、将来の値動きを予測・保証するものではなく、投資助言でもありません。アノマリー・相関は時期によって効果が変わります。数字の読み方もあわせてご覧ください。

出典:鉱工業生産指数(2020年基準):経済産業省(e-Stat ダッシュボード API・指標コード 0502070301000090010)。株価:Yahoo Finance Japan(月次・調整後終値)。基準日 2026-06-19。

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