月例レポート2026-06-13 公開
2026年7月の相場——夏枯れの入口。注目イベントとアノマリー
毎月恒例、その月の地合いを過去データで整理する月例レポート。7月の日経平均は過去41年で平均+0.06%・勝率49%と、ほぼコインの裏表。派手なアノマリーのない『凪の月』ですが、油断は禁物——この先に控えるのは年間でもっとも弱い8〜9月です。7月は夏枯れの入口として読むのがデータに合っています。
7月の季節性:ほぼ横ばい、しかし弱含みの入口
| 月 | 日経の平均リターン | 勝率 |
|---|---|---|
| 6月 | +0.10% | 57% |
| 7月 | +0.06% | 49% |
| 8月 | -0.65% | 46% |
| 9月 | -0.81% | 41% |

過去41年の月次データで見ると、7月の日経平均は平均+0.06%・勝率49%。上がるか下がるかはほぼ五分で、方向感に乏しい月です。出来高も夏休みに向けて細りがち。問題はその先で、8月(-0.65%・勝率46%)と9月(-0.81%・勝率41%)は年間でもっとも弱い2か月。7月は『まだ崩れていないが、夏枯れの入口』という位置づけで読むのが、過去の傾向には合っています(あくまで過去の平均で、将来を保証するものではありません)。
7月の注目イベント
- SQ・配当権利落ちはなし。メジャーSQは3・6・9・12月、配当権利落ちは3・9月なので、7月はカレンダー要因の薄い『凪』の月です。
- 月末に日米の金融政策会合が集中:FOMC(7月28〜29日)と日銀金融政策決定会合(7月30〜31日)。日銀の7月会合は「経済・物価情勢の展望(展望レポート)」の発表回で、市場の注目度が上がります。ただし過去の検証では会合前後の日経の方向はほぼ読めず、振れも普段の1割増し程度にとどまりました。
- 4〜6月期決算シーズンの本格化:7月後半から個別企業の決算発表が増え、相場の主役が指数からテーマ・個別へ移りやすくなります。
7月に発表される主要統計(→過去の連動銘柄を引ける)
当サイトが検証している統計のうち、7月に発表予定の主なものです。発表があったら、統計別さくいんから過去に連動した銘柄をその場で引けます。
- 日銀短観(7月初・6月調査)— 四半期の景況感。市場の地合いを左右しやすい
- 訪日外客数(中旬・6月分)— インバウンド株の検証の核。京成・ドンキ等
- 機械受注・鉱工業生産・消費者物価(CPI)— 設備投資・製造業・物価の体温計。機械受注×工作機械、CPI・金利×銀行株などに連動
まとめ:凪だが、夏枯れの入口
7月はカレンダー上のアノマリーが薄い『凪の月』で、過去の平均もほぼ横ばい。大きく身構える月ではありませんが、その先の8〜9月が年間最弱ゾーンであること、月末に日米金融会合が集中することの2点は頭に置いておきたいところです。各統計の発表スケジュールは発表カレンダー、季節性の詳細は月別アノマリー検証でご覧いただけます。相場の平均は過去の記録であり、将来の値動きを保証するものではありません。
基準日:2026年6月13日。本記事は過去データの傾向を示すもので、将来の値動きを予測・保証するものではなく、投資助言でもありません。アノマリー・相関は時期によって効果が変わります。数字の読み方もあわせてご覧ください。
出典:日経平均の月別リターン・勝率はYahoo Finance(^N225・月次・1985年〜・n=41)。FOMC(7/28-29)は米連邦準備制度、日銀会合(7/30-31・展望レポート回)は日本銀行の2026年公表日程。統計の発表時期は各官庁の通常スケジュール。基準日2026-06-13。あくまで過去の傾向の整理で、投資助言ではありません。